オタクになり損ない

ちと古い記事だが、

June 15, 2008 なりそこない - おたくの旅路

「オタクになろうとしてなりきれずに劣等感を抱え、オタクとして自己を確立させた人間に羨望と憎悪を抱く層」

そういう層とは違うと思うが、自分もオタク崩れで「なりそこない」である。
少々のオタク趣味をかじったことがある程度だ。
オタクとして自己を確立させた人間、オタクを極めた人間には羨望を抱いている。

ただ、憎悪は抱いていない。
ネットで調子こいてる者にムカつくことはあるが、それは自分と同程度かそれ以下の者が調子こいてるからムカつくだけだ。(同族嫌悪?)

オタクとして自己を確立させた人間だからということで、ムカついたり憎悪したりすることはないのである。


もっとぶっちゃけて言えば、オタク崩れはオタク崩れなりに自己を確立しているということだ。
オタクになりきれないだけで、自己確立できなかったり、自己が崩れたりはしない。


尤も、そういうことと、他者からブッ叩かれ続けることは別の問題だ。
社会の低い所から這い上がれず、力ある者から叩かれ続け、そんな現状から抜け出せるような光も見えなければ、どんなに自己を確立している人間だって折れてしまう。

そういう意味では、あの事件の犯人を簡単にキチガイ扱いなどできやしない。
そして、オタクじゃなくても(当然「崩れ」でなくても)そのように感じている人は結構いるらしい。

就職氷河期に学校卒業した人なんかは、オタクかどうかなんて関係なく冷遇されてたし、ね。


ただ、ヤるなら誰でもいいなんてことは絶対に言わないけどね。
手前の一生を潰してまでする行動なのだから、もう少し有意義にヤらないと。