嫌がるのは変か?

リンクフリー論者から「無断リンクを嫌がるのは不当で、嫌がっても知ったことではない」なる言説を耳にする。
無断リンクを嫌がるのは不当でおかしなことなのか。


論理的に言うなら、無断リンクは荒らしコメントや荒らしリンクを呼び込む可能性を常に抱えているので、嫌がってもおかしくはない。
ただ、無断リンクの嫌な人には、そのような論理をきちんと把握してなさそうな人もいるようである。


そうでなければ、後は生理的にイヤ、という場合だろうか。
そんなことを言われては、言われる方はたまったものではないのだが、言う側からすればそれなりの理由があるのだろう。


例えば、リンク元で陰口のようにヒソヒソと悪口を垂れていたりすると、それを予備知識もなくて見れば、気持ち悪く感じて嫌悪するのが普通だろう。


あるいは、嫌がらせ・罵倒リンクしか受けたことのない人には、「無断リンク=嫌がらせ」と生理的に結びついてもおかしくない。


無断リンクを嫌がることへの批判は大いに結構だろう。
しかし、否定するだけでなく、なぜ嫌がられるか、リンクする方には問題がないのか、も考察があってよいのではなかろうか。
ただ「無断リンクを嫌がること=悪いこと」と一方的に批判しても話に発展があるとは思えない。