その通りですわな。

■[Text]転載問題言及
■[net]善意が悪影響を及ぼす事への想像力の欠如
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20061114

 実際、関係各所の連絡先列挙してるみたいだが、タダでさえ情報が錯綜しててパンク状態のときにそんなことしでかしたら確実に足引っ張ることになるんだが。転載したブログ見て電凸が殺到したときのこと考えてるのか?

 ただでさえその手の事件の関係機関には電凸が多いわけで、確実に業務を妨害してる上に、本来助けを求める声が回線がパンクして届かないってのがある。

この辺、むやみに転載していって手を広げることの問題点を、比較的わかりやすく書いている。
これで話は終わってるんじゃないかと思ふ。


#元となってる人への敵意は気になりますがスルーしておきましょう。
 私も以下で批判するし。。


以下、論点がズレるが、、
元記事; あなたの善意の転載で自殺予告の子供を救って下さい!!
http://blogs.yahoo.co.jp/uragoe_2ch/41802375.html


私は、多くの場に転載してもらう意図がよくわからなかった。
転載することでどういう効果を得ようとしていたのか?


推測 1:
転載された記事を、自殺予告した人に読んでもらえれば自殺を踏みとどまってくれる(可能性がいくらかでもある)


それは99.99%ないと断言しておきましょう。(100%とまでは言わないでおくが、)
少なくとも「非常に有効に」はたらきはしますまい。。
これから本当に死に至ろうって時に安っぽい善意の書き込みを読んだくらいで生き長らえる訳がない。


ここで「安っぽい」と断言したが、それを「自殺」だ「踏みとどまって」等と言ってることが、ものすごく安っぽいのである。
それを他者による「殺人」であることを認識すること。それなくして、安っぽい善意の域から抜けることはできまい。


そして認識ができれば、行動にしろ物言いにしろ、相当変わってくるはず。


#どのみちネットの転載記事一つで、死ぬ者が生きる等と期待する時点で安っぽいのだが、、
 もっと根本的な部分で、転載記事をそのまま見せて生き長らえてもらおうなんてことは、いくら善意であっても、本当に死にかけている人に対して失礼極まりない。



推測 2:
転載記事を見た人が、オフラインで実際に、予告者を止めてくれる


こちらだとしたら、推測 1より更に甘い。
マスコミがあれだけ騒いでも予告者を特定できないのに、ネットで転載を広めたくらいで予告者を抑えられるものか。
無論、万分の一の可能性がないでもないが、そんなマンガみたいな可能性に掛けられても、ねー。


万が一それで死を止められたとしよう。
この件で善意を発揮した人は、殆どが「良かった良かった」で終わるのではないだろうか。


繰り返すが、いじめによる自殺と言うものは、他者による殺人だ。
表面的な「自殺」だけを止めた所で助かったことにはならない。
まず、殺人行為であるいじめを完全に、永久に止めること。そして、死に掛かっている程に深い傷を治療すること。それではじめて助かるのである。


今回 善意を発揮した全員が命を投げ出したって、助けられるかどうかわからない。
それでも、本当に自身の命や地位・生活や家族などを投げ出して助けようとするなら、それは本物の善意なのだろう。


どちらにしろ「転載」を善意として認めるには無理がある、と言える。
それを即悪意とは言わないにしても。。


もう一点。


「善意」と言う言葉を最初から使う必要があったのだろうか?
批判への反論に使うならともかく、、
賛同する方々の善意を本当に信じるなら、「命を助ける為に力をかして下さい」で十分ではなかろうか。
「善意」と言う言葉をわざわざ使うことによって、批判的な人には余計に胡散臭く見えてしまう、と言う一面もあるように思える。


まー、それでも本当の善意ならあって欲しいし、良い結果にならないとしても、簡単には否定したくないんですけどね。
ネット上には悪意を振りまかれている方が多いんだもの。


追記(06.12.06):
ただ、私は転載自体を批判する気はない。
と言うか、転載したい人同士でやる分には、いけない等と批判する程のこととは思えない。
(と言うか、いけないと主張する人の意見では、冒頭に引用したような明確な理由を記している記事があまりない。)
著作権絡みでもなきゃ、転載「遊び」を冷ややかに見守っていればいい。
本当に善意があれば付き合わなきゃいいことだし。(苦笑)
そんな「遊び」を人助けみたいにいうこと、余所様の連絡先みたいな個人情報を書いて転載させること等は「いけない」とは思うが。