矛盾ではあるけど、

Something Orange : 2006-04-24(月) : ■[その他][いまさら「電波男」について考えてみる] その4
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20060424/p1

そうではなくて、なぜ平等の理想をかかげるひとが、その実、こうも差別的/自己本位的な主張をしてしまうのかということを問いたいのです。

自己本位的なのは確かだろうけど、「こうも」と言うほど差別的かは疑問があります。
(まー、差別的でない、とは言えないけど、)


# そもそも「平等の理想」なのかどうかも疑問だったりして。
単に「オタクが勝つ」と言い、モテない者の行くべき道の一つを提示しているに過ぎないようにも見える。


ここで問題になるのは、読者側の思っている論理的整合性によって、補完がなされ、それを基に結論を導いていること。

ただ女性に癒されることを求めながら、あいてにはなにもあたえたくないというのなら、それはたんなる甘えというものです。

「あいてにはなにもあたえたくない」と言ってはいないようですが。。
むしろ、なるだけヘマをしないで気持ち良く過ごして帰ってもらおうとする記述があったと思います。(動機が「攻撃されたくない」なのが今一だけど、)


むしろ、攻撃していないのだから攻撃するな ! と言う意味で、不平等な甘えではないと言えます。
電波男」(ISBN:4861990025) の中で攻撃してると言えばそうだけど、リアル攻撃と同等には扱えないでしょうね。

当然、「女性は結婚ゲームに勝利し、こどもを産むべきである」という主張になど賛成できるはずがありません。

本田氏には、「勝利して(なるだけ条件の良い伴侶を確保して)子供を生む」ではなく「ゲームにこだわらずに結婚し、子供を生む」人として写ってるのかも知れません。
ゲームがゲームであることすら意識する必要のないままに結婚・出産した人である、と。。
本人の言い分なしには、想像の域を出ませんが、論理的齟齬を生むように補完するのもどうかと。。


で、本文を追って、三十代の独身女性がどうすべきかを見ると「オタクにリロードされろ」ということらしい。
ある意味、ヘタな差別より迷惑な話か?(笑)


まー、話の進め方は自分本位、ダブスタを補完すると論理が見えやすい読者もいるのでしょうけど、、その部分って単なる欠落でしかないように見えます。


この本、結論自体は女性にもあてはまると思います。
「別に恋愛・結婚にこだわる必要はない」って意味では、、
著者には、女性に当てはめる気がないかも知れませんが。(苦笑)