本当の恥知らずとは、

この本の著者みたいなのを言うのだと思う。


イギリス発 恥と誇りを忘れた母国・日本へ!
isbn:430924453X


全体的には、マスコミの言い分にのって他人批判してる程度で、大して内容なんかないのだが。。

日本人は電車で席を譲らない

著者は狭い体験でこう断じているのだが。
俺、年寄りに席を譲っている場面を何度も見ている。
たった一度や二度の体験しかしてない者に断じられると、何だかなー、と思う。


そして、その時大声で悪態ついた者に拍手を送りたいそうだが。
他人に対して悪態つくのは、恥知らずな行為ではなかろうか。

カネを返さないのは恥知らず

それはそうなのだが、高い金利を払わないことは恥知らずと言わない。


法律でグレーゾーンとされていた金利を取るのは悪いことでもなんでもない、と著者は書いている。
少なくとも違法行為ではないが、そんな理屈で居直ったり、暴利むさぼることを認める行為は、かなり恥知らずな行為だと言える。


そもそも、著者の言うような「借りた金を返さなくていい」状況などありはしないのだが。
払う必要のない不当な金利を払わない状況ができただけで。

電車の痴漢は恥知らず

それはそうだが、他国の性犯罪と比較して特別日本人が恥知らずだとする著者の論調は理解に苦しむ。
たかだか覗いたり触ったりする程度より、暴行したり殺したりバラしらりする方がよほど恥知らずなはずなのだが、どうも著者の感覚では逆のようである。


ロリ趣味が未熟などとも書かれているが、外人のストライクゾーンの上限もかなり低いと思う。
外人タレントなど、ちょっと年のいった女性には、あからさまに「おばば趣味はない」的な態度をしている。