法的責任?

URL: ■「責任がない」派のあやまち
2007-04-23 責任論の私的な整理 : hishimaruの日記

「責任がない」とする考え方は ③義務 を優先し、


「負担を要求されるものこそが、責任である」という考え方です。


これが間違っているのは、因果が逆転している点。


uumin3さんが言うように、トートロジー的に成立させている点にあります。


これでは死刑にされた人は、冤罪であっても、責任があったことにされてしまいますし、責任を逃れてしまえば、最初から責任がなかったことになってしまいます。

冤罪だ責任逃れだなんて話、、、
法律そのものを語るときならともかく、こういう話で持ち出すような例ではあるまい。
冤罪では、問われている事象そのものがウソということになり、責任を問えるかどうかという話は最初からやりようがなくなる。


この場合、因果の因は「法律には触れていない」、果は「ゆえに法律の下では責任を問えない」でしょうね。


ただ、法に触れているとしても、個人で法による罰以上の責任は問えない。
問うてしまえば、それは「私刑」であり、法に反する行為である。
(尤も、私刑の内容が合法なら、その私刑への責任は問えないのだが、)